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樹種と仕上げ

WOOD&FINISH

北海道産のイタヤカエデとミズナラに
天然塗料仕上げで、
表情豊かな味わいを生む家具へ

自然界の恵みにより描かれた、「木目」という作品を持つ木。その木によって私たちの家具は生かされています。そのためウレタンなどを使わず、自然な仕上がりになるようオイルなどの天然塗料を使っています。これは、木の呼吸を妨げず永く使うためにも、大切な要素のひとつだと考えています。オイル仕上げには塗膜がないので剥がれることがなく、水拭きを日々繰り返すことで大抵の汚れを落とす事ができます。無垢の木は使うほどに味わいが増していくもの。単に色が深まるというだけでなく、濃くなるものもあれば薄くなるものも、時には傷がつくことも。一緒に年月を過ごした分だけ表情の豊かな家具として育っていきます。

北海道産ミズナラ

落ち着いた茶色で、ナラ固有の美しい木目があります。適度な硬さがあり、加工でも扱いやすい、とても素直な木材です。表情も豊かで家具材として加工がしやすく美しい仕上がりになるため、過去には多くの道産ナラ材が切り出され、海外への輸出もされてきました。風格のある家具に仕上がる、魅力的な木材です。また、「虎斑(とらふ)」と呼ばれる模様があるのが特徴です。目立つものは天板などには避け、裏や脚などに使用しています。

北海道産イタヤカエデ

白い木肌と木目が美しく、清潔感と透明感のあるイタヤカエデ。乾燥にも加工にも時間のかかる扱いにくい木でもありますが、その端正な出来映えは、苦労を喜びに変えるに十分な美しさです。かつては「里の木」とも呼ばれていましたが、年々その供給が減り稀少なものになりつつあります。使い込むほどにアメ色に変化してゆくのも魅力のひとつです。

オイル仕上げ

ドイツ、LEMKE(レムケ)社の天然亜麻仁油をベースにしたオイルを塗り、季節によって変わりますが、4〜5日程乾かします。これを2回繰り返し、最後に密蝋ベースのワックスで磨き上げます。表面に塗装膜はつきませんが、木目の中に染み込んだオイルが木を保護し、時間がたつにつれて深みのある色に変化します。

ソープ仕上げ

パームヤシの油で作った石けん水溶液を使って仕上げます。木肌を残しながら、白くマットな美しい表情で、オイルよりもより自然な仕上がりです。イタヤカエデ材の家具にだけ、このソープを使っています。