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仕事納めの今日は、スタッフ総出で大掃除。

毎日の掃除では手の行き届かないところまで、埃を払い落としていきます。

コロナウイルスに振り回された2020年。
そんな中でも変わらず家具を作り続けられたこと、
様々な対策を講じながらお客様をお迎えできたこと。
そんな幸運に感謝をしながらの大掃除でした。

 

ここ数週間で一気に積雪が増えました。年末年始も荒れる予報を耳にします。
コロナだけでなく、天候にも気をつけながら… みなさまが良い年明けを迎えられますように。

 

LIMは、オンラインショップでの販売を前提に開発を進めてきたシリーズです。

しかしながら家具というのは、生涯を共にすることも考えられる品物。

「実物に触れずに決断するのは難しい」と感じる方がいらっしゃるのは、当然のことと考えています。

そんな方のために、そして、LIMを開発するに至った思想や背景、新鮮な空気感を表現するため、

東川ショールームでの展示をスタートさせました。

 

 

ショールームは感染対策を行った上で、通常通り営業しております。

しかし、感染拡大は明らかで、外出・遠出を控えている方も多いと思います。

お店に来られない方にもLIMのことをより深く理解いただけるように、

これからWebサイトをさらに充実させていく予定です。

【  LIM web site  】

 

 

LIM Exhibition

北の住まい設計社 東川ショールーム

2020/11/21  ~  (期間未定)

初雪が近いことを知らせる雪虫が舞い、気づけば冬はすぐそこまで…という季節になりました。

工場敷地内での物の移動に大活躍のワゴン車も、タイヤ交換をして迫る冬に備えています。

駐車場から工場・事務所までの道のりを覆い尽くすほどの落ち葉。
木々たちも冬支度です。

光の角度が日に日に浅くなり、もう冬の光といった感じに。

工場では、新しい家具のシリーズ「LIM」の椅子が着々と完成へと向かっています。
組立式の家具というと簡単なつくりだと思われがちですが、無垢材であることや、極力金具が見えないようにしたことで、
むしろ加工の難易度は上がっています。
職人さんたちと幾度となく話し合いを重ね、ようやく発売することができました。
是非一度、ご覧いただけたらと思います。

LIM by KITANOSUMAISEKKEISHA


先日、Lilla Ålandのカラーリングの作業を撮影することができました。

この塗装は、2回塗って仕上げます。この日は1回目の塗り。

まずは脚、そして裏面と塗っていきます。

台を回転させながら、塗りムラが出ないようにくまなく。

裏を塗り終えたら、ひっくり返して背もたれと座の表面を塗っていきます。

丸棒は、角材よりも高い技術が要求されます。というのも、角材だと面ごとに塗っていけますが、面の境のない丸棒だとそうはいきません。

しかもこの椅子のように狭い間隔で丸棒が入り組んでいると、内側まで均一に塗るのは経験が必要です。

一通り塗り終えたら、ぐるっと確認をして、1回目終了。

ガンスプレーでの塗装はさっと終わるイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
ところがこの塗装は、目を凝らしてやっとわかる程度の吹き付け量で少しずつ、塗り重ねていきます。
そのため時間はかかりますが、塗りムラのない均一な仕上がりになります。

製作開始時から追いかけてきたGrace Chairが完成を迎えようとしています。

整然と並ぶ椅子。北海道産ナラ材の豊かな表情が、静かに主張しています。

あとは使っていただける時を待つのみ、、。

 

撮りためていた組み立ての様子をご紹介。

椅子のように複雑な構造の家具は、一度で組み立てることはできません。

あらかじめ組んでおいたパーツを組み合わせ、ようやく椅子の形になります。

大きなプレス機にかけてほぞを圧入し、隙間がないように組み上げます。

決して広くはない作業場。

器用に積み上げられた様子も、地道な工程を思うとより壮観に感じます。

Grace Chairが着々と完成に近づいています。

後脚と笠木の接合部は、複雑な角度の面と曲面が交わる部分。

ここを滑らかに仕上げられるのは手鉋しかありません。

鉋で段差を均したあと、ヤスリで表面を整えます。

鋭角になっている角は、特に気を使う部分。

角が立ちすぎていると座り心地に影響しますが、角を落としすぎると椅子全体のシャープさが損なわれてしまいます。

たかが紙やすりと思うかもしれませんが、ひと擦りで表情が変わったりするものです。

まとまった数での製作。

同じクオリティで仕上げ続けるのは根気がいりますが、着実に技術は身についていきます。

Grace Chairは比較的シャープな佇まいの椅子ですが、こういった手仕事によってあたたかみが醸し出されていくのでしょう。

Grace Chairの進行状況をこまめに撮りためています。







徐々に椅子らしさを帯びてきました。

一つ一つの工程に、人の手がかかっていること。
無垢の木を生かす、職人の技があること。

写真を通して感じていただけると幸いです。

前回切り出している様子をお伝えしたGrace Chair後脚の加工の続き。

治具(ジグ)と呼ばれる型に材料をセットし、高速回転する刃物に型を沿わせて削っていきます。

刃物が大きく、抵抗も大きいので緊張感の続く作業。

撮影するほうも気を使います。

新しい機械を導入している工場では、コンピューター制御の機械であっという間にできてしまう加工かもしれません。
でも私たちは、個性豊かな北海道産の木を、適材適所見極めながら作っていくことを大切にしています。
木目の現れ方や、わずかな割れ、小さな節。
それらを職人の目と経験で瞬時に削るべき面を判断し、よりよい表情の家具へと導いていきます。

前回のブログで墨付けの作業を紹介したGrace Chairの後脚。
この間のよく晴れた日、デッキで切り出している様子を撮ることができました。

機械のシルエットが美しい。
材料が多いので、移動がしやすいように半屋外での作業。

線に沿って切り出していきます。

加工の難しさよりも、集中力を持続させることが難しい作業。
精度が求められる工程ではないですが、少しの油断で製品にならなくなってしまうので、緊張感を持ち続けなければいけません。

サクサク切れていく様子。(音量注意)

おまけ

ベテランの職人さんの作業台にかわいいものが。
最近作ったというカッターのキャップ(?)と、時計のベースを見せてくれました。
お子さんが使っていた時計を、手元で見るための時計として使いやすいようにしたそうです。
仕事としてのものづくりだけでなく、ものづくりが好きで楽しんでいること。
北の住まい設計社のスタッフとしても、1人のものづくり好きとしても、とても嬉しく、心が動く出来事でした。

ここ数日良い天気が続いている東川。
田んぼに水が入り、例年と変わらない美しい景色が広がっています。

工場では、Grace Chairの製作が始まっています。
今日は青空の下で後脚の木取をしていました。

大まかな形にカットするための線を描いていきます。

カメラを向けると「そんなに映えることしてないよ」と照れるマツモさん。

椅子の脚に適さない部分を避けながら、且つ出来るだけ効率よく取れるように。
木を見極めながら取る位置・角度を決めていきます。

簡単そうに見えるかもしれませんが、家具作りにおいて最も責任の重い作業だと、僕は思います。
木材を生かすも殺すもこの線一本で決まってしまうわけです。

なかなか映える作業だと思います。

数メートル先には森。
森の中で作っていること、伝わるでしょうか。