昨日ご紹介した吊り引き戸、さらなる工夫を発見しました。
この部材だけ杉よりも硬いイタヤカエデで作られています。
ここは戸の下部、フラフラしないようにガイドの役割をするレール部分です。
杉材は比較的柔らかいので、10年20年とスライドを繰り返すうちに摩擦で削れていってしまいます。
そこで硬いイタヤカエデを使い、削れにくくし、より長持ちにするというわけです。
また、戸の表面に貼られる羽目板を、一枚一枚選別していました。
これは節が抜けそうなものがないか確認しているそう。
節が貫通していると、今は大丈夫でも時間が経って木が痩せてくると節が抜けてしまうことがあるのです。
それを未然に防ぐため、抜けそうなものはさらに一手間加えて、抜けないようにしてから貼っていきます。
たくさんの工夫を施して、より長く使えるものを目指しています。
と、これを書いている時にものすごい雨と雷が。
無事に帰れるでしょうか、、
お盆の期間の営業は下記の通りとさせていただきます。
休業中はご迷惑をおかけいたしますが、ご理解・ご協力の程、よろしくお願いいたします。
■北の住まい設計社 本社工場・事務所
8/10(土)〜8/12(月・祝) 休業
8/13(火) 通常通り営業
8/14(水)〜8/16(金) 休業
8/17(土)〜 通常通り営業
■東川ショールーム、カフェ&ベーカリー
お盆期間中は、休まず営業いたします。
(本来定休日の8/14(水)も休まず営業いたします。)
ベーカリーのみ、8/13(火)、8/14(水)の2日間お休みをいただきます。
※8/20(火)、8/21(水) の2日間は、ショールーム、カフェ&ベーカリー共に休業とさせていただきます。
以前のブログで、脚を仕上げているところをご紹介したRustic Chairの組み立てが始まりました。
今回は少なめのロットで製作しているので、ひとつの工程にかかる時間は比較的短め。
丁寧に作業を進めています。
ひとつの家具を形にするたびに、様々な加工法やコツを手に入れていきます。
それを蓄積していくことで、熟練の先輩職人のような対応力が身につきます。
今日は、昼過ぎまではいい天気だったのですが、夕方から遠くで雷が鳴り出し、まとまった雨が降りました。
湿度が上がると木材が動く(反ったり伸びたりする)ので、家具屋さんは気を使う時期です。
エッグテンペラカラーリングの「ダークブルー」を廃番とさせていただくこととなりました。
エッグテンペラカラーリングは、スウェーデンで調合した顔料とエッグパウダーを混ぜ合わせたものを、
弊社の工場でオイルと水を足し、塗料としてカラーリングしています。
そのため、もともと微妙で繊細な色のマッチングは難しいのですが、特に「ダークブルー」の安定した色味を出すことが困難なため、廃番とさせていただくことにしました。
急なご案内となり、ご検討いただいていた方々含む皆さまには、ご迷惑をおかけし大変申し訳ありません。
ご理解・ご協力いただけますようよろしくお願いいたします。
フレーム S、M、Lのアイテムについて、
今まで据え置いてきた価格を、下記の通りに改定させていただくこととなりました。
ご理解・ご協力いただけますようお願いいたします。
MA(OA)-9333 Frame S
旧)¥3,100 → 新)¥4,800
MA(OA)-9334 Frame M
旧)¥3,400 → 新)¥5,200
MA(OA)-9335 Frame L
旧)¥5,800 → 新)¥7,200
※価格は税抜き表示です。
THE FOREST
1点ものの北海道産の家具たち
「THE FOREST」に、テーブルの天板を追加しました。
新しくサクラ材も加わっています。
http://www.kitanosumaisekkeisha.com/forest/products/
サクラは、イタヤカエデやナラに比べて加工もしやすく、乾燥後の狂いが出にくく安定しているので幅広い用途に使われます。
一方で、収量が少なくほとんど流通していないため、カバ材で代用され、カバ材をサクラ材と称することもあるとか。
春に山を見ると、ポツンポツンとところどころにしかサクラの花はないので、それだけでも稀少なことがわかります。
以前扱っていたアメリカ産のブラックチェリーのように、この道産のサクラも全体的に赤みのある色味です。
少し緑がかった色味も混ざっています。
いろいろな表情の天板たち、ぜひチェックしてみてください。
他にもクリやセンなどを追加しています。