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民藝の教科書 日本の手仕事展 九州の焼き物・日本のかご
民藝とは、自然と人との繋がりから生まれ、地域の歴史と風土が育んだ、人々の暮らしの手仕事。

鎌倉にある「もやい工藝」の店主である久野恵一さん。
40年に渡って全国の手仕事の産地を訪ねて買い付けや調査を行い、
作り手である職人さんとの交流を続け、現代の民藝運動に関わってきました。
今回は久野さんが自らの足と目で探し出逢った
九州の小鹿田焼、唐津焼や、各地のかごが並びます。

東川ショールーム / 2015年4月25日(土)〜5月6日(水)
 4/29、5/6は水曜日ですが営業しております。
GOODNEWS sapporo / 2015年5月13日(水)〜
北の住まい設計社 名古屋 / 2015年6月13日(土)〜28日(日)


*画像はイメージです。

 日本の一般的な民衆容器としての陶磁器が広まったのは江戸時代中期頃からと言われています。九州の各地で様々な身近で使う生活用品、とりわけ容器入れを中心とした器物がつくられたのが始まりでした。幕末期になると経済的にも安定した社会となり、普通の家庭でも茶碗や皿、鉢などが多用されるようになりました。民藝運動が活性化する昭和30年代になると一旦消滅しかかった各地の焼物の中で伝統を細々ながらも守りつくり続けてきた大分県小鹿田焼、隣の福岡県小石原焼、唐津方面の焼物、庶民の焼物の中心となる伊万里(有田)焼など、さらに熊本小代焼、薩摩の苗代川、龍門司焼などで民藝ブームと共に一気に様々なうつわがつくられてひろがります。各地窯元特有の形、技法、色彩などが絡み合い九州各地の焼物の美しさは本州の素朴で質素な焼物に比較して明るく元気を与えてくれ今もなお続いているのです。
 時代も変わり生活様式も変化したことによって用いられる器も代わってはおりますが、数百年の技を継承し、なおかつ現代の暮らしに適う美しく心に迫る活力ある身近で暮らしを豊かにしてくれるこれらのうつわを半年にかけて集め、北国でご披露することができる機会となりました。今回はさらに沖縄のより激しく力強く明るく元気な焼物(やちむん)も出品いたします。
 滅多にお目にかかれない素晴らしい器を堪能し家庭でお使いくださることを願ってやみません。


手仕事フォーラム、もやい工芸主催・久野 恵一