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北の住まい建築研究社
北の住まい設計社の家づくり
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3月 2019

建具が出来上がってきました。

羽目板を押さえる「押縁」という部材は、一本一本鉋で長さを調整してぴったりと納めていきます。

職人の技が光る加工。

側では塗装も同時進行中。

n’frame Boxの組み立ての一部始終を見ることができました。

慣れた手つきでテキパキと、あっという間に組まれていきました。

適切に組んでいかないと、組み立て途中で割れてしまうこともあり得る仕口ですが、

見ていて全く不安を感じさせない安定感のある作業でした。

今はまだわずかに段差がついている状態。これを削って、仕上げていきます。

約2週間前、古い椅子がメンテナンスのため工場に来ていました。

昔のカタログを見てみると、どうやら1994年に作られたもの。僕より先輩です。

回転軸部分の不具合を修理し、木部もメンテナンス。革も真新しいものに張り替えられました。

これでまた10年20年と使い続けることができます。

使い続けたくなるデザインであること、使い続けられる耐久性が備わっていること。

そしてそれを直せる技術が継承されていること。

家具と家具屋さんのあるべき姿だと思います。

今日は昼頃に湿った雪がワサワサ降りましたが、気温が上がって雪解けが進みます。

Grace Chairの組み立てが進み、徐々に完成の姿が見えるようになってきました。

※音量注意

ある程度叩き入れたあと、組み立て機と呼ばれるプレスを使って一気に組み上げます。

付きが悪いところは、薄い木のシートを挟んで隙間がなくなるように調整。

その後、長めに残してあった笠木の端をカットし、目違い(小さな段差)を落とします。

一つ一つ、手で触って確認しながら。

椅子は複雑に部材が組み合わさっているため、組み立ての工程が多くなります。

一度に椅子の形に組めるわけではないのです。

今日載せた写真も、何日もかかっている工程を凝縮してお伝えしています。

北の住まい設計社の人気商品、Extension Table Classicが完成間近です。

蟻ミゾに

「蟻レール」を入れて

伸縮の仕組みが出来上がります。この仕組みも全て無垢材で作られます。

無垢材は家具になってからも呼吸をしていますから、多少の伸び縮みが生じます。

それでも機能に問題がないように、調整する技術があるからこそできる仕組みです。

ちょうど仕上げと動きの確認をしているところを撮ることができました。

キワに残ったボンドはノミをそーっと当ててなぞるように取ります。

やすりで削りすぎると形がボケてしまうので、刃物でシャープに。

技術の結晶という感じがします。

椅子の製作には複雑な加工がつきものです。

肘掛けを支える部材。

木工用語で「蟻」と呼ばれるハの字に広がっている形。

ここに入ります。一方向からしか抜けない形なので、外側に逃げる力に強くなります。

正確で安全な加工をするための定規のようなものを総称して「治具(ジグ)」といいます。

複雑な家具になるほど、治具の数が増えていきます。写っているのはごく一部。

「家具作りは治具作り」と言っても過言ではないほど、精度と生産性を左右します。

一本一本角度の異なる部材は、微調整を繰り返しながらほぞの角度を合わせていきます。