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北の住まい設計社の家づくり
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北の住まい設計社 直営店情報

3月 2019

夕方工場に行くと、Grace Chairの組立が終わっていました。

「工場」と呼ぶには違和感がある小さな建物ですが、この積み上がった椅子を見ると「工場」という感じがします。

段々と日が長くなってきて、終業時間の少し前に夕日が差し込みます。

 

さて、お知らせがひとつあります。

北の住まい設計社のものづくりをより多くの方々にお伝えするため、Instagramページを開設しました。

現在もオンラインショップや各ショールームが運営するページがありますが、

今回は工場の様子をお伝えすることに特化したページとして新たに開設しました。

職人の仕事と北海道の木の美しさを伝えるため、そして新たな出会いに期待して。

 

@kitanosumaisekkeisha_factory

https://www.instagram.com/kitanosumaisekkeisha_factory/

現在工場では特注の大きな天板数枚を製作中。

最大幅は3mにもなります。

あまりにも大きいので2人がかりで矧ぎ合せていきます。

板矧ぎ専門の職人さんが活躍。

現在、北の住まい設計社の家具の板矧ぎは全てこの職人さんの手によって行われています。

板矧ぎも、家具の組み立てと同じで時間との戦いです。

様子を見に行ったとき、ちょうど最後にして最大のものの矧ぎを始めるところだったので、僕も参戦。

これほど大きなものの製作をすることは多くはないので、職人同士で相談しながら、なんとか難しい加工をこなしてくれました。

尊敬し、信頼できる職人が近くにいることが、家具のデザイン、そして住宅を作っていく上でもこの上ない強みだと思います。

Grace Chairの本組が始まりました。

積み上げるにも限界があるので工場のスペースが支配されていきます。

連日の組み立て作業。

油断すると取り返しのつかないミスに繋がることもあり得るので、気の抜けない作業が続きます。

複雑であればあるほど、組み上がった時の喜びは大きくなるような気がします。

120脚組み終わったら、隅木の取り付け、最後の仕上げ、、今はやっと8合目あたりでしょうか。

今日は久々にまとまった雪が降った東川。

溶けかけの汚れた雪が、白く塗りつぶされて美しさを取り戻しました。

色鮮やかな美しさはもう少し先です。

シンプルな構造の家具であれば仮組みは基本行わないのですが、

この椅子のように複雑な角度や曲げ木が含まれるものは、仮組みをして問題がないか確認します。

部材が出揃いました。

ひとつひとつ角を丸く削り、やすりをかけてから組み立てに入ります。

組み立ての様子もお伝えしたいと思います。

建具が出来上がってきました。

羽目板を押さえる「押縁」という部材は、一本一本鉋で長さを調整してぴったりと納めていきます。

職人の技が光る加工。

側では塗装も同時進行中。

n’frame Boxの組み立ての一部始終を見ることができました。

慣れた手つきでテキパキと、あっという間に組まれていきました。

適切に組んでいかないと、組み立て途中で割れてしまうこともあり得る仕口ですが、

見ていて全く不安を感じさせない安定感のある作業でした。

今はまだわずかに段差がついている状態。これを削って、仕上げていきます。

約2週間前、古い椅子がメンテナンスのため工場に来ていました。

昔のカタログを見てみると、どうやら1994年に作られたもの。僕より先輩です。

回転軸部分の不具合を修理し、木部もメンテナンス。革も真新しいものに張り替えられました。

これでまた10年20年と使い続けることができます。

使い続けたくなるデザインであること、使い続けられる耐久性が備わっていること。

そしてそれを直せる技術が継承されていること。

家具と家具屋さんのあるべき姿だと思います。

今日は昼頃に湿った雪がワサワサ降りましたが、気温が上がって雪解けが進みます。

Grace Chairの組み立てが進み、徐々に完成の姿が見えるようになってきました。

※音量注意

ある程度叩き入れたあと、組み立て機と呼ばれるプレスを使って一気に組み上げます。

付きが悪いところは、薄い木のシートを挟んで隙間がなくなるように調整。

その後、長めに残してあった笠木の端をカットし、目違い(小さな段差)を落とします。

一つ一つ、手で触って確認しながら。

椅子は複雑に部材が組み合わさっているため、組み立ての工程が多くなります。

一度に椅子の形に組めるわけではないのです。

今日載せた写真も、何日もかかっている工程を凝縮してお伝えしています。

北の住まい設計社の人気商品、Extension Table Classicが完成間近です。

蟻ミゾに

「蟻レール」を入れて

伸縮の仕組みが出来上がります。この仕組みも全て無垢材で作られます。

無垢材は家具になってからも呼吸をしていますから、多少の伸び縮みが生じます。

それでも機能に問題がないように、調整する技術があるからこそできる仕組みです。

ちょうど仕上げと動きの確認をしているところを撮ることができました。

キワに残ったボンドはノミをそーっと当ててなぞるように取ります。

やすりで削りすぎると形がボケてしまうので、刃物でシャープに。

技術の結晶という感じがします。

椅子の製作には複雑な加工がつきものです。

肘掛けを支える部材。

木工用語で「蟻」と呼ばれるハの字に広がっている形。

ここに入ります。一方向からしか抜けない形なので、外側に逃げる力に強くなります。

正確で安全な加工をするための定規のようなものを総称して「治具(ジグ)」といいます。

複雑な家具になるほど、治具の数が増えていきます。写っているのはごく一部。

「家具作りは治具作り」と言っても過言ではないほど、精度と生産性を左右します。

一本一本角度の異なる部材は、微調整を繰り返しながらほぞの角度を合わせていきます。