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北の住まい建築研究社
北の住まい設計社の家づくり
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北の住まい設計社 直営店情報

2月 2019

ついにGrace Chairの組み立てが始まりました。

今回は120脚まとめて製作しています。

椅子の場合は特に機械のセッティングに時間がかかるため、まとめて作った方が効率的なのです。

背もたれ部分の部材でしょうか。手前にもあります。すごい数。

これだけ多いと、一つの工程に数日かかることも。

根気のいる作業です。

担当するのは工場唯一の女性の職人。

丁寧な手つきで、注意深く確認しながら作業を進めています。

以下、今までの作業の写真です。

変化の少ない単調な作業を地道に続けてきました。

この職人さんは登山が趣味なので、登山で培われた精神力が生かされているのかもしれません。

組み立ても長い長い道のりですが、完成したら登頂した時のような達成感が待っているはず!

Grace Chair製品ページへ

北の住まい設計社の工場は、廃校になった校舎を利用しています。

今年で築90年を迎える建物です。

当時体育館だった建物が、家具製作の場として活躍しています。

使い込まれた床には、体育館だった頃の名残が。

バドミントンコートのラインでしょうか。

ラインが残っているということは、当時のまま使い続けているということ。

平らな床ではないので、台車が動きにくいなど不便さはあります。

しかし、永く使うことを目指してものづくりしている私たちにとって、この校舎を残していくことは目先の便利さよりも大切なことです。

昨日少し紹介した立教大学食堂の椅子の組み立てをしていました。

色が薄い部材は、今回新しく作り直したもの。

チェリー材は特に色の変化が顕著です。

大学の食堂という酷使されていそうな環境の椅子ですが、修理することでまた10年20年と使い続けていくことができます。

色もいずれ馴染んでいくでしょう。

 

窓ガラスに植物のような模様。不思議です。

William Morrisの作品のよう。

工場ではCurio Cabinet、Round Tableともに塗り場に入り、次の製作物へと移っています。

施工中の住宅に入るオリジナルの洗面台の加工中。

この加工は一度進み始めると後戻りできず、ずれると取り返しもつかないので、緊張感があります。(本人はそうでもないかも)

加工がひと段落するまで戸の隙間から隠し撮り。

 

塗り場では、立教大学の食堂で使われている椅子が、修理・メンテナンスの途中。

他にもメンテナンス待ちの古い椅子がありました。

使い込まれた家具には、新しいものにはない深い色と艶があります。

無垢材で作られた家具は、出荷時にはまだ未完成のような気がします。

毎日、暮らしの「道具」として使い、たまに手入れをしてあげること。

傷や日焼けは、時間を共にした証。家具には思い出が刻まれていくように思います。

そうして愛着を持って付き合って行くことで、初めて家具は完成するのではないでしょうか。

椅子張りは二人の職人さんが担当しています。

木屑が入らないよう、奥まったところにある部屋が作業場。

たくさんの道具や材料、型紙などがびっしりと収納されています。

この職人さんは以前、機械の設計をしていたそうです。そのためか、正確に、淡々と仕事をこなして行く印象。

この職人さんは、某有名家具メーカーの立ち上げにも関わったという大ベテラン。

仕事に対する情熱が人一倍強く、まさに職人の中の職人という感じ。

ちょうどレザーを張るところを見ることができました。

たるみが無いように引っ張りながら仮留め。

1周仮留めした後、端を処理し、さらに引っ張りながら本留め。

力加減が均等でないとクッションの角が波打ったようになってしまうので、時々確認しながらリズムよく。

実は、椅子張りの作業をしっかり見ることができたのはこの時が初めてだったのですが、あまりの手際の良さにとても驚きました。

手の速さは、カメラの設定を変えないと動きを止めて写せないほど。

もちろん速いだけではなく、シワひとつない美しい仕上がり。

映像として記録しておきたいと思うほどの仕事でした。

仮留めが終わったところで思わず「速いですね」と声をかけると、

「全然速くないよ。これからがもっと速い」と。

誇りを持って仕事していることが伝わってきて、嬉しくなりました。

 

座面の張りだけでなく、ソファのクッション、ポーチなどの革小物も、この二人の手によって作られています。

革小物は、ショールームはもちろん、オンラインショップでも取り扱っております。

立春も過ぎたというのに。

史上最強クラスの寒波が北海道上空に来ているそうです。

北の住まい設計社がある東川は北海道の中でもわりと寒い地域。

氷点下が当たり前なので、たまにある寒い日という感じで、意外とみんないつも通りです。

エゾコゲラ(?)も元気に木をつついていました。

 

工場では、Round Table脚の組み立てが全て終わり、仕上げに入っています。

天板、反り止め溝の入り口の埋め木も入りました。

全て埋めないのは、木の伸縮に対応できるようにするため。

木は、木目に対して直交方向に伸縮します。

もしこれを全て埋めてしまうと、天板が縮んだ時に埋め木が押し出されてしまうのです。

木の特性をよく理解し、100年後も不具合が出ないように作るのが私たちの使命です。

 

今日はお昼にカフェに行きました。

おいしそうなパンもたくさん。

明日から3連休。

とても寒くなりそうですが、寒ければ寒いほど、あたたかさをありがたく感じられるもの。

薪ストーブで暖まりながら、ゆっくりランチなんていかがでしょうか。

B工房に行くと、n’frame Boxが組み上がっていました。

現在、n’frame Boxは一人の職人が専門的に担当しています。n’frame Boxスペシャリスト。

Boxに囲まれて仕上げ作業中。

ボンドの跡が残っていると塗装が乗らないので、鑿も使って隅までキッチリ仕上げます。

丁寧に、確実な仕事をする職人さんです。加工した部材を積んでいく時も、端がビシッと揃っています。

大きなBoxになると仕上げも一苦労。

n’frame Boxは、扉、引き出し、オープンと様々な仕様に対応するため、全てあられ組継ぎという仕口で組まれます。

非常に強固な仕口で菱形変形(斜め方向にかかる力)にも強く、ある程度の大きさまでは背板なしでも十分な強度があります。

また、板同士が噛み合うことで、互いに反りを抑え合います。

ただこの強度を実現するためには、正確な加工と組み立ての技術が必要です。

噛み合わせがキツすぎると、組み立てる時の抵抗が大きすぎて奥まで入らず、隙間ができてしまいます。

反対に、ゆるいと強度に不安が残ります。

ちょうどいい噛み合わせと、素早く正確な組み立て。経験がないと非常に難しい仕口です。

組み立てているところの写真が撮れたら、またブログでご紹介しようと思います。

セミオーダーの収納システム、n’frame Box。

毎回違う組み合わせで、製作には難しさもありそうですが、作りながら使われ方を想像する楽しさもあるのではと思います。

製品紹介のページでは、製作例もたくさん見ることができます。

変幻自在という感じで、見ているだけでも楽しいですよ。

→n’frame Boxについてはコチラ

北の住まい設計社では通常、一人の職人が木取りされた荒木を削るところから、組み立て、仕上げまで担当します。

例外として、テーブルや引き出しのある家具などは、納期が近い場合、二人で分担して製作することもあります。

テーブルは天板担当と脚まわり担当、チェストやデスクは本体担当と引き出し担当、という具合。

短期間で形にすることができる方法ですが、難しさもあります。

個人製作であればどこかで少しズレが生じても後の工程でリカバーできるのですが、

二人でやる場合はそれができないので、完璧な精度を求められるのです。

今回のRound Tableはこの方法で製作中。

脚まわりが組み上がってきましたので、ごく一部ですがこれまでの工程を紹介します。

ほぞに記された番号は「目合わせ」をした組み合わせのメモ。

同じ「イタヤカエデ」という樹種であっても、木目の表情や色味は千差万別。

チグハグな印象にならないように、並べて見比べながら似たような表情の材料で1台の家具にします。

雇い実(やといざね)という仕口。

脚の先端を面取り。斜めに切り落とされているので、ただ回すだけでは均一な面取りになりません。

角度を調整しながら回します。難しそう。

脚、脚、脚。いよいよ組み立てです。

片側に入り込みすぎないようにクランプで押さえて、

丸棒を先に差し込んでからほぞを入れ、

今回の製作のために新しく作ったという治具にセットし、締めていきます。

丸脚かつ角度付きという非常に難しい組み立てですが、治具があることによって確実に組まれていきます。

この職人さんはベテランなのですが、Round Tableを作るのは初めてだそう。

見本や他の人のやり方を参考にしつつも、図面とにらめっこし、疑問点があれば確認し、

自分が正しいと思うやり方で作ることを徹底していました。

わざわざ治具を作ったのもそのため。

妥協を許さず、真摯な姿勢で家具と向き合う職人です。

若手の指導にも熱心で、僕もたくさんお世話になっています。

天板の反り止めを入れているところも撮れました。

約1kgのハンマーを振り下ろして、数ミリずつ入っていく、という感じに調整。

この作業はほとんど筋トレ。

Round Table、もうすぐ完成です。

 

お昼過ぎ、束の間の日差し。

今日はオープンハウスの撤収に行ってきました。

家と家具が調和していて、片付けてしまうのがもったいないと感じてしまいます。

家具の移動がある度に大活躍するのが、配達と梱包を担当する職人です。

北の住まいNo.1の力持ち。大体の家具は一人で移動できてしまいます。

左右の荷重のバランスにも気をつけながら、動いてしまわないようにパズルのように積んでいきます。

無事積み終わりました。

今日はオープンハウスの家具移動という年に数回の仕事でしたが、普段は梱包や配達、倉庫の管理などをしています。

北の住まい設計社の家具は、全てこの職人の手で梱包され、近郊のお客様であれば配達まで行います。

製品の最終的な出口となる場所ですので、問題がないか、常に目を光らせながら。

製品が綺麗に仕上がっていても、梱包が良くなければ輸送中に傷がついてしまいます。

そのようなことがないように、丁寧に梱包しています。(とても綺麗好きの職人さんです)

連日の雪で狭く滑りやすい道路。高い運転技術も必要です。

家具を作る職人だけでなく、様々な技術を持った職人が、北の住まい設計社を支えています。

以前のブログで丸く切り出しているところを紹介した、Round Tableの天板が仕上がり間近。

これまでの過程をご紹介します。

バンドソーで切り出した状態。仕上がりの寸法よりもひと回り大きく、ザラザラしています。

縦軸と呼ばれる機械で綺麗な円にしていきます。

天板裏面の中心に穴を開け、そこを軸にして回転させることで正確な円にしていく加工です。

この機械は刃物がむき出しで、切削量も多いので細心の注意を払ってゆっくりと回していきます。

その後、ハンドルーターという機械で裏側の角を斜めに削り、ベルトサンダーで側面をなめらかに仕上げます。

工程を経るごとに、「木の板」から「テーブルの天板」へと姿を変えていきます。

どちらも同じようなものかも知れませんが、家具の部材を加工していると、明らかに「家具らしさ」を纏う瞬間があると僕は思います。

家具を作っているとその瞬間が嬉しくて、楽しいです。他の職人さんたちもそういう思いを持っているはず。

長いヤスリが回転するストロークサンダーで表面を仕上げます。

全体が均一に仕上がるように心がけながら、台を前後に、手は左右に動かします。

その後、反り止めを叩き入れ、最後は紙やすりで角を仕上げて、作業終了です。

天板は加工が少なそうに見えるかも知れませんが、大きく重いので取り回しが大変ですし、反り止めや脚との接続位置など、高い精度も求められます。

簡素に見える形の中に、たくさんの技術が詰まっているのです。

Round Table製品詳細ページへ

北の住まい設計社は、北海道産の無垢材にこだわってものづくりをしています。

様々な個性を持った木材を製品にしていくためには、木の個性を見極める技術が不可欠です。

その技術を日々追求しているのが「木取り場」です。

木口を切る度に、切り落とした端材を叩いて割れが入っていないか確認しています。

例え端に少し割れが残っているだけであっても、乾燥すると割れが広がることがあるので、早めに落とさなければいけません。

作業の確実性を向上させる、大切な一手間です。

長い年月をかけて成長した木ですから、できるだけ無駄のないように注意深く木取りしていきます。

細くカットしていくと、大きな板の状態では見えなかった節や割れが出てくることがあります。

その時々で、どちら側を切り落とすべきか、違う部材に回すべきか、など経験と勘を頼りに臨機応変に対応しなければなりません。

また、木が生えていた時に倒れないように踏ん張っていた力(内部応力)が、カットした途端に大きな反りとして現れることもあります。

大きく反った材料から長い部材を取るのは難しいので、カットする度に反りを見て、問題がないか確認しています。

それぞれの家具の部材に適した寸法でカットされた木材は、養生室と呼ばれる部屋で保管され、出番を待ちます。

そして職人が製作に入るタイミングに合わせて材料を揃え、工場に移動。

 

無垢材を使っての家具作りには、製作の前段階でこれだけの手間がかかっています。

木取りや乾燥、製材、伐採。さらには樹を育てるところから「家具作り」は始まっているのだと思います。

昨日からの大雪でさらに真っ白になった東川。

雪深い森の中ですが、ショールーム・カフェも通常通り営業しております。

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ただ、決して走りやすいとは言えない道路状況ですので、無理をなさらずお気をつけていらしてください!